俺たちの妹・2
だって今日もお昼を一緒に食べるという約束をちゃんと守ってくれてる。



お昼はいつも学校内のカフェで待ち合わせ。

最近は私の方が先に着く事が多い。

やっぱり忙しそうだな………


なんて頬杖を付きながら、ボーッとしていたら、


「みぃ、お待たせ。待った?」

葵がやってきた。

「お疲れ様。そんなに待ってないよ。
今日も長引いたの?」

「ううん、今日は教授に呼び止められて、抜けれなかった」

葵は、成績優秀だから教授から声をかけられる事も多いみたい。


「葵は、人気者だね」

「俺は、みぃだけの人気者でいいんだけどな〜」

嬉しい言葉をくれた。


「何食べる?」

葵は、メニューを広げる。

「今日は……」

「ん?あんまりいらない?」

コクン……


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