俺たちの妹・2
俺は保健室へ足を進めた。




ガラッ


「失礼します……」

「あら?どうしたの?」

「友達が、具合悪くて……」

俺の腕の中のみぃちゃんを見ると

「あら、みぃちゃんじゃない。無理したのかな……」

と、ベッドを整え始めた。


「みぃちゃん、ご存知なんですか?」

「ふふふ。勿論よ。私はみぃちゃんのお母さんと知り合いなの」


「お母さんと……」

「美緒ちゃんとはお友達なのよ。みぃちゃんの事は小さい頃から聞いてるし、ここで会うまでに何回か会った事もあるわ」

話をしながらも先生は、みぃちゃんの様子を見ながら、色々準備している。


「とりあえずここに寝かせてあげてくれる?」


ベッドに下ろすように促された。

「はい」

そっと下ろすと

「ん……」

身じろぎをしたみぃちゃん……


「葵くんには連絡済み?」

「はい。気分が悪いって、戻しちゃってたんですけど、その時に連絡入れました」

「なら安心ね」



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