♀⇔♂
「なっ!何のことだよ!!俺は男だ!!!」



焦って噛んでしまった。



『だいじょーぶ。俺も仮面の生徒だから。』



綺麗な風貌の彼女はいきなり男言葉で話した。



「えっ!!君も仮面?」



『そうだよ!俺は、2年 副会長冠 比呂。女のときは冠 宏実 宏実でよろしく!』



「私は、早坂 和来。 男のときは早坂 一樹よろしくね。一樹でいいよ。」



『あと俺のほかに2人3年が居るよ。どうせ放課後会うことになるし。』



「そうですか。」



『それから、タメ語でいいから。めんどいし。』



「はい。あっ!うん。」



『生徒会長は、一樹だな。』



「えっ!!」



『今まで生徒会長やってたやつは、転校したから。』



「だからって私にしなくても。」



『まぁ男の生徒会長のほうが支持率上がるから。』



そういうことか。










キーンコーンカーンコーン



『じゃあ放課後迎え行くよ!生徒会室分かんないだろ!』



「あっ!うん。分かった。」
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