♀⇔♂
「ってなんで不良なんですか!!??」



『ちゃんと着こなせて。上ボタン二つ開けて。』



「胸見えますよ!!」



『そのためにさらしを巻いたじゃない!!』



渋々ボタンを開けた。



『そうそう。似合っているわよ!もうどこから見ても男の子よ!』



「心は、女です!」きっぱり言った。



『それからあなたも3年間正体がバレなければ願い叶えるわ。』



「そうなんですか?頑張ります!!」



『それから、あなた以外にもう3人仮面の人がいるから。男だけど。』



そう思うと、ちょっと気が楽になった。



『今まで女の子が男装したんだけどどれもバレちゃって。まぁバレたら転校だけど。』



「そんな~。」



『だったらバレないようにしなさい。それから仮面の人たちには生徒会に入ってもらうわ。近くに居てもバレないように。』



「えっ!!近くに居てもって?」



『他の人たちも綺麗だとかで有名なのだから、口実が欲しいでしょ?だから生徒会に入ってもらうの。いいわね?』



異様な威圧感を感じたので大人しくなった。










いよいよ仮面を被るときが来た!
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