先輩のネクタイを私にください
そろそろ部活動を決めなくてはならない時期が迫っていた
私の高校は進学校で勉強第一であるため部活は二の次であるが必ずどれかの部活に入らなければならない
どの部活動をみてもパッとせず
運動部と両立できるほど勉強ができるわけでもなかった
ただ流れに任せてなんとなく週一の活動しかなく、同じクラスの子もたくさんいた英会話部に入った
そこにいたのが先輩だった
見覚えのある顔だと思った
生徒会長だった
相変わらず真面目なのか不真面目なのかわからないような笑い話を展開しながら
やはり回りには人だかりができ先輩は笑っているのである
初めの活動では英語で自己紹介をした
「My name is Nanami. I like sing songs......」
と、まあこんな感じの自己紹介を済ませたのだけれど先輩の自己紹介は凄かった
「My name isTakasi.I went to~......」
凡人の私には半分も理解できなかった
わからないと思うと同時に、尊敬の目を向けていた
かっこよかった 純粋に思ってしまった
その日から先輩を目で追うようになっていた
私の高校は進学校で勉強第一であるため部活は二の次であるが必ずどれかの部活に入らなければならない
どの部活動をみてもパッとせず
運動部と両立できるほど勉強ができるわけでもなかった
ただ流れに任せてなんとなく週一の活動しかなく、同じクラスの子もたくさんいた英会話部に入った
そこにいたのが先輩だった
見覚えのある顔だと思った
生徒会長だった
相変わらず真面目なのか不真面目なのかわからないような笑い話を展開しながら
やはり回りには人だかりができ先輩は笑っているのである
初めの活動では英語で自己紹介をした
「My name is Nanami. I like sing songs......」
と、まあこんな感じの自己紹介を済ませたのだけれど先輩の自己紹介は凄かった
「My name isTakasi.I went to~......」
凡人の私には半分も理解できなかった
わからないと思うと同時に、尊敬の目を向けていた
かっこよかった 純粋に思ってしまった
その日から先輩を目で追うようになっていた