冷蔵庫サイドストーリー
「どう思う?」
部屋の隅に行き小声で話しながら、皿の上に最後残ったパセリを口に運ぶ、ただの食いしん坊な男子高校生にしか見えないシグマを見た。
「確かに小鳩ひまわり園に津曲シグマという人物は存在しているみたいです。詳しく身辺調査をしないとわかりませんけど……怪しい感じはしないですね」
確かに怪しい感じは一切しない。
むしろ無防備過ぎる。
そしてマイペースで……
猿みたいだ。
「とりあえず『アレ』を……どうする?」
食べる物が無くなった子猿は、ストローでオレンジジュースを飲んでいる。
光だけって……なんなんだ。
部屋の隅に行き小声で話しながら、皿の上に最後残ったパセリを口に運ぶ、ただの食いしん坊な男子高校生にしか見えないシグマを見た。
「確かに小鳩ひまわり園に津曲シグマという人物は存在しているみたいです。詳しく身辺調査をしないとわかりませんけど……怪しい感じはしないですね」
確かに怪しい感じは一切しない。
むしろ無防備過ぎる。
そしてマイペースで……
猿みたいだ。
「とりあえず『アレ』を……どうする?」
食べる物が無くなった子猿は、ストローでオレンジジュースを飲んでいる。
光だけって……なんなんだ。