コート〜後ろ姿〜
自分という名のアルコール
死にたい、死ぬ勇気はない。
死にたい。
何度も何度も頭の中で繰り返される。
あまりにも繰り返し過ぎて意味が解らなくなってきている。
それでも頭の中はそれでいっぱいだった。
世界で一番、不幸だと思った。そんな自分に酔い始める。
この酔いは覚める事はない。
昔から嫌な事があると、そう思って生きてきた19年間。今更、変えようがなかった。
12月の寒い空気、手の感覚が無くなっていく。
どんよりした雲、今の私の心を象徴していた。
携帯のメールの着信音、メールを開く。
『大丈夫?チエのコト振るなんてバカだよねー。あんな男と別れて正解だったって。今度、誰か紹介するから元気だしてね・・・』
親友の浅子からの慰めのメール。
最後まで読まずに閉じた。普段なら少しは気分も紛れるが、何も感じなかった。
たぶん、誰に何を言われても何も感じる事はないと思った。
死にたい理由、記憶が昨日にジャンプする。
死にたい。
何度も何度も頭の中で繰り返される。
あまりにも繰り返し過ぎて意味が解らなくなってきている。
それでも頭の中はそれでいっぱいだった。
世界で一番、不幸だと思った。そんな自分に酔い始める。
この酔いは覚める事はない。
昔から嫌な事があると、そう思って生きてきた19年間。今更、変えようがなかった。
12月の寒い空気、手の感覚が無くなっていく。
どんよりした雲、今の私の心を象徴していた。
携帯のメールの着信音、メールを開く。
『大丈夫?チエのコト振るなんてバカだよねー。あんな男と別れて正解だったって。今度、誰か紹介するから元気だしてね・・・』
親友の浅子からの慰めのメール。
最後まで読まずに閉じた。普段なら少しは気分も紛れるが、何も感じなかった。
たぶん、誰に何を言われても何も感じる事はないと思った。
死にたい理由、記憶が昨日にジャンプする。