君と恋した記憶~どんなに遠くても、君が好きだ~
・・・・・・今・・・・・・一之瀬が・・・・・・。

俺のことを・・・・・・好きって・・・・・・?

・・・・・・嘘・・・・・・じゃないよな?


・・・・・・ここは、男として・・・・・・告白の返事をちゃんと返さねぇと・・・・・・!


「・・・・・・一之瀬、俺も・・・・・・お前が好きだ・・・・・・。」

「・・・・・・え・・・・・・?ほ、本当・・・・・・?」

「・・・・・・ああ・・・・・・。」


俺が想いを告げると・・・・・・一之瀬の目から涙が零れ落ちた。


「・・・・・・え?!い、一之瀬・・・・・・?!」

「・・・・・・ご、ごめん・・・・・・うれしくて・・・・・・これは・・・・・・嬉し涙なの・・・・・・。」

「・・・・・・。」


俺は・・・・・・涙を流す彼女の目を、人差し指でそっと拭ってやった。


「・・・・・・本当に・・・・・・付き合ってくれるの・・・・・・?」

「・・・・・・ああ。」

「・・・・・・毎日・・・・・・一緒に帰ったり・・・・・・話したりするんだよ・・・・・・?」

「・・・・・・俺は・・・・・・お前が好きだから、想いを告げたんだ。ずっと前から・・・・・・一之瀬のことが気になってたから。」

「・・・・・・私も・・・・・・高橋君のこと・・・・・・好きで好きで・・・・・・。」

< 11 / 172 >

この作品をシェア

pagetop