君と恋した記憶~どんなに遠くても、君が好きだ~
・・・やばい、うれしすぎる。

一之瀬が・・・俺のことをそんな風に想ってたなんて・・・・・・。


「・・・あの、高橋君・・・わ、私のこと・・・下の名前で呼んで・・・。」

「・・・え?」


よ、呼び捨て?!

は、恥ずかしすぎる・・・でも・・・・・・!


「・・・あ、綾羽。」

「・・・りゅ、流・・・也?」


お互い名前を呼び合って、顔を真っ赤にする。

・・・好きな人がいるってことは、こんなにも幸せなことなんだ・・・・・・。

まさか、両想いになるとは思わなかった・・・・・・。

でも、人生初の彼女だ・・・・・・。

綾羽が、俺の最初の彼女で、よかった・・・・・・。




「・・・帰るか?綾羽。」

「・・・うん。」


俺と綾羽は、手をつないで一緒に帰った。

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