君と恋した記憶~どんなに遠くても、君が好きだ~
「うううううっ・・・・・・うわあぁぁ~~っ!!!」


私は、大声をあげて幼い子供のように泣いた。

そして、枕に顔を埋めて泣いた。


「あ、やは・・・・・・綾羽ぁ・・・・・・嫌だっ・・・・・・綾羽がいないなんてっ・・・・・・嫌だ・・・・・・。」


綾羽が、こんなことを思っていたなんて・・・・・・。

綾羽・・・・・・。

私も、綾羽が大好きだよ・・・・・・。

私にとっても、人生で初めてできた心友だよ・・・・・・。

世界で一番、大事な心友だよ・・・・・・。


「綾羽ぁ・・・・・・ありがとぉっ・・・・・・。」


私は、空に向かってそう言った。

天国にいる綾羽に声をかけるように・・・・・・。


私・・・・・・綾羽の想いを守るよ・・・・・・。

もしも私もこのまま死んで・・・・・・生まれ変わって、また出会おう・・・・・・。

だって、綾羽と心友になれたのは、たった一つの「奇跡」と「運命」だから・・・・・・。


「綾羽・・・・・・いつかまた、逢いに行くね・・・・・・。」


私は、綾羽の想いを胸に、新しい日を送り出した・・・・・・。
< 147 / 172 >

この作品をシェア

pagetop