君と恋した記憶～どんなに遠くても、君が好きだ～

私は、中学・・・・・・一年生の時、交通事故に遭った。

その事故が原因で、私は記憶障害になった。


物忘れが多くなったりする事が多い・・・・・・。

今だって、小学生レベルの漢字や、計算方法がわからなくなることが非常に多い・・・・・・。

いつかは、家族や友達の事も忘れてしまう・・・・・・。

美緒や、藤井君・・・・・・もちろん、流也の事も・・・・・・。

何もかも、消えてなくなってしまう・・・・・・。


バカだ・・・・・・私。

記憶がなくなるっていうのに・・・・・・なんで流也に告白したんだろう・・・・・・。

私は・・・・・・全ての記憶をなくして、流也を傷つけたくない・・・・・・。

記憶をなくして、流也を傷つけないですむ方法はあるけど・・・・・・それは・・・・・・とても悲しい方法だった・・・・・・。

私・・・・・・流也を悲しませないで済むなら、自分で決めた答えを選ぶわ・・・・・・。