君と恋した記憶~どんなに遠くても、君が好きだ~
衝撃の事実
[綾羽SIDE]












流也と別れて一週間がたった。

私は実は・・・・・・学校をやめた。


流也と別れた翌日に・・・・・・授業についていけないと言って、先生に退学届を出した。


私はしばらく、記憶能力の検査を受けるために、ほぼ毎日、病院に通っていた。


「それでは、記憶能力の検査を始めます。簡単な質問をするので、それにこたえていってください。」

「はい・・・・・・。」

「18に23を足すと、いくつになりますか?」

「・・・・・・?」


小学校レベルの計算問題・・・・・・。

これもわからない・・・・・・。

計算方法が・・・・・・まったくわからない・・・・・・!


「・・・・・・わかりませんか?」


私はただ、頷くことしかできなかった。

その後もいくつか、質問や問題が出てきたけど、全部答えることが、できなかった・・・・・・。



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