君と恋した記憶~どんなに遠くても、君が好きだ~
・・・・・・嘘だろ・・・。

俺が投票した女が、一位・・・・・・。




俺らと同じ、成績優秀クラスにいる一之瀬 綾羽(いちのせ あやは)は・・・・・・男子が一目置くほど、かわいい女だ・・・・・・。


真っ白で・・・・・・ニキビも何もない、雪みたいに綺麗な肌。

サラサラのセミロングの髪・・・・・・。

細くて長い手足・・・・・・。

誰もが一目ぼれする、可愛い笑顔・・・・・・。


そんなかわいくて綺麗な彼女を・・・・・・俺はずっと見ていた。

高校三年で初めて同じクラスになった時から・・・・・・彼女のことをずっと見ていた。


クラスの奴らと楽しそうに話す一之瀬・・・・・・。

一生懸命頑張って勉強する一之瀬・・・・・・。


一之瀬と会話したことは・・・・・・一度もない。


俺が片想いしてる女に・・・・・・自分から話しかける勇気はない。





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