君と恋した記憶~どんなに遠くても、君が好きだ~
「?!」





ふいに誰かの声が聞こえて、びっくりして顔を上げた。

そこにいたのは・・・・・・・。





「・・・・・・りゅ、やぁ・・・・・・。」




流也だった・・・・・・。

私が・・・・・・まだ好きな人・・・・・・。

でも、今会ったら、私・・・・・・すごく気まずい・・・・・・。




「綾羽、どうした?何泣いてるんだ?もしかして・・・・・・道、わからなくなったのか?俺の携帯使って、親に連絡するか?」

「・・・・・・。」




・・・・・・ダメだ、私。

もう・・・・・・流也には会わないって誓ったんだから・・・・・・。

迷子になって、お母さんのところに戻れなくなってもいい。

流也の前から消えてしまいたい・・・・・・!






「・・・・・・綾羽!!!」
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