ねぇ、
first
「みくーーーッ!!!」


ドコッ


机に突っ伏して寝ていた
わたしの背中に
大きな衝撃が走る。


「痛いよ……」

うめくように呟くわたし。


どうやら何かが
わたしの背中を
叩いたらしい。


「やっほー!ごめん興奮しすぎて♪」

満面の笑みを見せるのはわたしの親友。

そして私の背中を叩いた張本人だ。


軽く睨みをきかしてやろうと
見上げると
スクールかばんを
手にしてにこにこと笑う彼女。


どうやら凶器は
あのスクールかばんらしい。
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