【短編】甘い罠
「そんな風に言われたの初めてだよ。・・・ありがとう。」
音楽室にオレンジ色の光が差し込んでいる。
今までそんなこと言われたことなかった私は凄く恥ずかしかった。
だけどピアノを褒められたのはすごく嬉しかった。
私の顔はきっと真っ赤だろうけど、オレンジの光が隠してくれてるだろう。
そんな私とは正反対に、彼はにっこり笑ってこっちを見てる。
「今の顔、すっごく可愛い。」
そんな風にはっきり言わないでよ。
さらに真っ赤になっちゃうじゃん。
差し込むオレンジがまるで意図的に入れられたかのように彼を輝かせて見える。
「じゃあ、また明日来るから。」
そう言って彼は音楽室を出ていった。
外は少し暗くなり始めていたから、私も急いで帰らなくちゃ。
今日は少しだけ、胸の奥があたたかな気持ちになった。
音楽室にオレンジ色の光が差し込んでいる。
今までそんなこと言われたことなかった私は凄く恥ずかしかった。
だけどピアノを褒められたのはすごく嬉しかった。
私の顔はきっと真っ赤だろうけど、オレンジの光が隠してくれてるだろう。
そんな私とは正反対に、彼はにっこり笑ってこっちを見てる。
「今の顔、すっごく可愛い。」
そんな風にはっきり言わないでよ。
さらに真っ赤になっちゃうじゃん。
差し込むオレンジがまるで意図的に入れられたかのように彼を輝かせて見える。
「じゃあ、また明日来るから。」
そう言って彼は音楽室を出ていった。
外は少し暗くなり始めていたから、私も急いで帰らなくちゃ。
今日は少しだけ、胸の奥があたたかな気持ちになった。