【短編】甘い罠
今日はあまり突っ込まない亮太くん。


なんだか元気がないような感じがする。


いつもなら“ひでぇなぁー”とか笑って言ってくるのに。


今日は一言だけで、小さく笑うだけだった。





チクリ、と胸の奥が痛んだ気がした。












「ピアノ、弾いてくれるかな。」





「・・・いいよ。」
< 7 / 20 >

この作品をシェア

pagetop