家 庭 教 師 。~2時間だけの恋心~
「はい次、女子なー」

決まった男子は皆それぞれ違う反応。

教卓の真ん前で嘆き悲しんでる奴、
窓際で嬉しすぎて泣いてる奴、
クーラーが一番当たる廊下側でガッツポーズしてる奴、
一番後ろの席ですでに寝方を考えてる奴。


………………etc


THE☆青春!


それをニンマリしてみてると、どうやら私の番が来たらしい。

目の前で私を見下ろしてる。
真顔で……。

「早く引け。」

「……ん。」

神様に願いながら引いた。

番号は14番。

黒板で確認する。


「……………っしゃ」
小さくガッツポーズ。

何処かってお気付きの方もいるだろう。

窓際だ!
それも最後列!!!!

私が席について、少し幸せに浸ってると隣から椅子を引く音がした。


「あ、星川さんなんだね。よろしく^ ^」

そして私はまたまた小さなガッツポーズ。

このクラスの男子で一番の天使である、木村勇翔【Kimura Yuuto】
身長が154しかないんだって!

ちなみに、私は164。

……やっだー、10センチもちがーう☆
まぁ、言っても私は大きい方だ。
中2で164は大きいだろう。
まぁこれ以上伸びないことを願いたいところだ。


サイコーだ。
席替えLOVE!
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