私の中にあと二人いる【番外編】
「三番の人!
三番の人が王様に好きって言って
自分からキスしてくる!」
三番は遥だ
遥に好きって言われて
遥からキスしてくれるなんて…
まるで夢の中にいるみたいだな…
もちろん
俺の夢の中では遥は俺に色々してくれているけどね〜?
「ほら、遥!
俺を好きって言ってキスしないと!
王様の命令は絶対だぞ?」
遥はその場から動こうとせず…
ニヤリと笑って俺を見てきた
「僕、三番じゃないよ〜?」
遥はニヤニヤと笑って
自分の割り箸を見せてきた
遥の割り箸には
五番と書かれていた
「えっ⁉︎ な、なんで⁉︎」
確かに俺は遥の割り箸を見たぞ⁉︎
三番って書かれていたのに…
どういうことだ⁉︎