私の中にあと二人いる【番外編】
「…っ…⁉︎
は、遥ちゃん…
私の割り箸と交換しましたね…?」
アキラが自分の割り箸を見ると
驚いた顔をしたあと、遥に割り箸を見せた
「えぇ〜
知らないよ〜?
僕は五番だも〜ん」
だもんって…
めっちゃ可愛い…っ!
いやいや!
そうじゃなくて…!
「私が五番だったはずです!」
「そうだぞ!
遥は、三番だったはずだ!」
俺が遥のことで見間違えるわけない!
遥は、確かに三番だった!
「知らないったら〜
アキラが三番だった証拠でもあるの〜?
五番は僕が持っているだから
これが証拠だよ〜?」
「だから、それは私の…!」
「慶都とキスしたくないからって〜
僕に擦りつけようとしないでよ〜!
アキラの嘘つき!」
「嘘つきは、どっちで…「もういいから
早くしてよぉ〜!僕ぅ、待ってるの疲れちゃったよぉ〜!」
「そうだ、そうだ
アキラ、早く慶都に好きって言ってキスしろ」
「往生際が悪いぜ」
「やれやれ〜!
男同士のキス、キモっ!
俺がバッチリ写真撮ってあげるよ!」