私の中にあと二人いる【番外編】
〜 洸 視点 〜
俺が目を開けると
異様な光景が目に入った…
「お、お前ら…
な、なにしてんだっ⁉︎」
慶都とアキラ以外
みんなコスプレをしていた
「こ、洸か⁉︎」
敦は驚いたような顔をして
俺に近づいてきた
「く、来んじゃねぇ!
あ、敦、お前…そういう趣味があったのか⁉︎」
一年近く一緒にいたが…
お前…いや、鳳凰の奴等全員
そういう趣味があったなんて…!
「ち、違う!ご、誤解だ!
俺にそういう趣味はない!
断じて違う!
信じてくれ!」
そんな格好で言われても…
説得力ねぇよ
「嘘だろ、お前ら…
鳳凰は変態集団だったなんて…
み、見損なったぞ!」
ちょっとでもカッコイイと思った俺が馬鹿だった…!
ただの変態集団だったなんて…!
どうして俺は今まで気づかなかったんだ!