私の中にあと二人いる【番外編】
「ど、どうしたの?みんな」
「蛍、誤解すんな
これはゲームだ
王様ゲームをしていただろ?
それでコスプレしろと言われたんだ」
「それぇ…
恭也が言ったよねぇ?」
恭也は優しく私に説明すると
千が嫌みっぽく恭也に言って恭也は千を睨んでいた
王様ゲーム…?
そうだ、確か…
王様ゲームしていた…
でも途中で意識がなくなって
それから覚えていない
たぶん、洸か遥が私の代わりに
身体を使っていたんだと思うけど…
「王様の命令で
そんな格好しているの…?」
私の言葉に恭也は安堵した表情で
そうだと答えた
た、大変なことになっていたんだね…
でも恭也意外と似合ってるかも…
まあ、千の方が断トツだけど…
チラッと千を見ると
千は美少年から美少女に変わっていた
もともと可愛い顔だから
女の人の服を着ていても違和感はない
身体も小さいから
チャイナ服が似合っていた