私の中にあと二人いる【番外編】
『お兄さん、ちょっとちょっと』
声からするに女の人?が俺を手招きしていた
周りには誰もいなく、俺を呼んでいるのだと気付いた
俺は、そいつに警戒しながらも
そいつに近づいた
「な、なんだよ…?」
『お兄さん、叶わない恋をしているね…?』
「は?」
コイツ、いきなり何言ってんだ…?
俺は、そいつをより警戒して
一歩後ろに下がった
『ほう…
あんたの想い人は、少し複雑…
いや、結構な変わり者だね…』
女は手に持っていた水晶と俺を見て、ニヤっと笑いながら言ってきた