私の中にあと二人いる【番外編】

「あっ、どこ行ってたのぉ?」


倉庫に戻ると千が熊のぬいぐるみを抱えて俺に近づいてきた


「散歩」

「もぉ、珍しく起きるてるからぁ
心配したんだよぉ?」

「すまん」


俺は、いつも寝ているソファに腰掛けた


「恭也は?」


いつも倉庫にいる恭也が見当たらなくて
俺は千に聞いた


「蛍のとこだよぉ〜
今日は蛍の家に泊まるんだってぇ〜」

「な、なにっ⁉︎」


千はニヤニヤしながら俺に言ってきた


恭也のヤツ…っ!


俺は急いで蛍ちゃんの家に行こうとしたら…


「慶都も良太もいると思うよぉ〜
楽しんできてねぇ〜」


千が手を振りながら俺に言ってきた


コイツ…
俺らを面白がってるな…


俺はそう思いながら、急いで蛍ちゃんの家に向かった

< 136 / 179 >

この作品をシェア

pagetop