私の中にあと二人いる【番外編】
「遥、蛍と替われ
蛍と話がある」
「やーだね
慶都から離れるなんて、絶対にイヤぁ
ね?慶都も僕と同じ気持ちだよね?」
「当たり前じゃないか、ハニー♡
おい、俺のハニーに偉そうな口たたくんじゃねぇよ!」
「てめぇら…っ!!」
恭也は二人にキレたのか血管が顔に出るほど怒っていた
「き、恭也っ!ストップストップ!!
落ち着けって!!」
「いや〜ん♡
僕…怖い…っ♡」
「大丈夫さ、ハニー♡
俺がついてる」
「てめぇら、マジブッ殺す!!」
「分かる!!
恭也の気持ちは痛いほど分かる!!
だけど、ここは抑えて…!」
恭也がブチギレてんの分かんのに…
こいつらは、何やってんだよ…!!
「遥様は渡さない!!」
シャキン…!!
「えっ…」
「あっ…」
良太が慶都と遥が小指に繋がっていた赤い糸を切った
赤い糸…
そうか…!!
遥の様子は赤い糸を繋げたことで変になった!!
良太はそれに気づいたんだな…!!
それなら、遥は…
「ちょっと、慶都
僕に触んないでくれる?」
「えっ…!?は、遥っ!?」
「その汚い手退けろって言ってるんだけど?」
おぉーーし!!
遥、いつもどうりに戻ったな!!