私の中にあと二人いる【番外編】
「洸、あのな…
想像して見ろ?
俺がフリフリの可愛いピンクのエプロン着てる姿…
絶対にヤバい人だろ…?」
「「「プフッ…」」」
「お前らは笑うな!」
洸に笑われるつもりでいたが…
近くで聞いていた恭也たちが声を抑えて笑っていた
俺だって想像したらヤバい人ってことは分かってんだよ!
でも洸に少しでも考え直してもらいたいから…
「そんなことないぜ?
敦、可愛いと思うぞ?
ピンクのエプロンなんて
敦にぴったりだろ?」
「洸…マジか…
お前…マジか…」
洸は嘘一つつかないような笑みで俺に真っ直ぐ伝えてきた
洸…
馬鹿とかそんなレベルじゃない…
眼科に行ってきた方がいい
「敦が着たら、めっちゃ可愛いと思うな〜
俺が仕事で帰ってきて、エプロン姿の敦が家で待ってるって…
すっげぇ最高だと思うなー!!」
洸のヤツ、本気で言ってやがるから余計怖い…
マジでか…