私の中にあと二人いる【番外編】
「この後、みんなはどうするの…?」
私は元幹部のメンバーに聞いてみた
「私は大学に行き、親のあとを継ぎますよ
嫌ですが…
仕方ないですから…」
「そっか…
無理しないでね…?
私たちはアキラの味方だから…」
「…ありがとうございます」
アキラは少し悲しげに話してきた
アキラは、両親が医者の家系で…
アキラは決められた道を歩いていくのが嫌で、鳳凰という族に入り逃げていた
アキラの両親は、そんなことを許すはずがなく…
毎日のように電話をかけてきた
そんな自分の人生を救ってくれたのが蓮華さんだったらしい…
蓮華さんの温かい言葉に救われたんだとアキラは言っていた
でも蓮華さんがいなくなり、もうどうでもよくなり医者を継ぐと言った
私はそんなアキラに声をかけようとしたが、恭也が私をとめた
自分で考えて、行動させてやれと…
嫌なら逃げ出すだろうって…
だから、私たちはそんなアキラを見守ることにした
もしアキラが困ったときは力になれるようアキラを見守ろうと…