私の中にあと二人いる【番外編】
俺は本気で洸に告白する気はない
洸を困らせたくないからな…
でも、今日くらい
本気で告白してもいいよな…?
嘘が許される日なんだから…
「洸、好きだ
本気でお前に惚れてる」
俺は洸を真っ直ぐに見て
真剣に告白した
「ふはっ…あはは…
敦、どうしたんだよー?
今日はやけに好き好き言うなー
あっ!もしかして
エイプリルフールだからかー⁉︎
じゃあ、もしかして
さっきの好きって言葉は…
嘘だってことかー⁉︎
ひでぇぞ!敦っ!!
俺は嘘なんて言ってないのに
お前は俺の感情を踏みにじりやがってー!」
洸は俺の言葉が嘘だと思い
掴んでいる俺の手を振り払い怒った