私の中にあと二人いる【番外編】
「ゆ、夕也が近くにいるのに…
キスなんて…っ」
「そんなの見せつければいいんだよ
お母さんとお父さんはラブラブだよってな
ついでに言うと
お母さんはお父さんのものだから
あまり近づくなってな?」
「そ、そんな…っ」
「恥ずかしいのか?
夕也に見られるの」
は、恥ずかしいに決まってるでしょう!
夕也はまだ幼いとはいえ…
夕也が知らない子に真似したら…っ!
「じゃあ…
夕也、ちょっとこい」
恭也は色んなところを歩きまわっている
夕也に手招きをして呼んだ
「……うー」
夕也は恭也の言うことは分かるみたいで
夕也は大人しく、こっちに歩いてきた
「おぉー、えらいぞー」
「…っ…う…」
恭也の足元に夕也は手を置き
恭也の足に登ろうとしていた
恭也は優しく夕也の頭を撫でて微笑んでいた
か、可愛いすぎ…っ!
恭也の足に、恭也そっくりの子ども…
し、写真に撮りたい!!