私の中にあと二人いる【番外編】

「ちょっ、ちょっと待って…
は、遥の子どもって…

ここにいる子…?」


私は夕也と仲良く手を繋いでいる男の子を見て言った


「うん、そうだよ〜
おいで、昴」


遥が優しく声をかけると小さな男の子は
夕也の手を振りほどいて、遥に駆け寄った

夕也は振りほどかれたことにショックだったのか、悲しげな顔をしていた


「この子が僕の子ども…
可愛いでしょう〜?昴っていうんだ〜」


遥は男の子…昴くんの頭を優しく撫でて
ニコッと笑って言った


た、確かに…
この子…司くんに似ている気がする…

夕也と同じく、顔が整っていた


「そっちの小さな子…
確か、夕也だっけ?

恭也にそっくりじゃん〜
可愛い〜♡」


遥は夕也を見て可愛いと連呼していた


遥…
まさか、夕也を狙ったりしないよね…?

夕也は恭也にそっくりだから…って危険性が出てきた

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