私の中にあと二人いる【番外編】
〜 遥 視点 〜
ニヤニヤと笑っている慶都を見て
僕は気持ち悪くなり、鳥肌がたった
「一体、どんな夢を見てるんでしょうね?」
「良太、気持ち悪いから
そういうこと言わないでね〜?」
慶都は、良太の催眠術で夢を見ている
だいたい想像つくけど
僕を夢の中に出すのはやめてほしい
「遥様!邪魔ものはいなくなりましたし
今からお仕置きしてくれますか?」
「い〜やぁ。
慶都に僕の夢を見せた罰で
お仕置きはしな〜い」
慶都をチラリ見ると
まだ僕の夢を見ているっぽい
あぁーもう!
気持ち悪い!!
僕は絶対に慶都に惚れない
僕は誰のものにもならないよ