私の中にあと二人いる【番外編】
「今日、俺と蛍のはずだったんだ
なんで、てめぇらが蛍と一部屋使おうとしてんだ」
「俺は、洸と夜中まで騒ぐつもりだ
恭也、諦めろ」
「遥様は誰にも渡さない!
お前らなんかに遥様を渡したら、遥様を襲うだろ!この野獣たちが!」
「ちょっ、お前ら!
俺の肩掴みながら、言い争いすんな!
痛たたた!誰だ、力入れてんの!!」
あぁ…もう…
やっぱり、こんなんなっちゃったか…
「蛍ちゃん、こっちおいで…」
アキラと千が私にだけ聞こえるような声で手招きしていた