私の中にあと二人いる【番外編】
「…あれぇ?
なんで洸くんがぁ?
アキラはぁ?」
さっきまで蛍で
アキラもいたのに、洸くんの側には誰もいなかった
「なんか、アキラがみんな連れてくるって言って部屋に戻って行って…
蛍はまたアイツらが喧嘩すると思って、喧嘩止めるのも疲れるから俺と入れ替った」
「そっかぁ」
蛍、逃げたねぇ…
僕らにアイツらの喧嘩止めさせるなんて無理だよぉ〜
「で?何やってんだ?」
「クレーンゲームだよぉ
僕ねぇ、これが欲しいのぉ〜」
僕は不思議そうな顔で聞いてくる洸くんに目の前にあるクレーンゲームを指さして言った
僕が頑張ってもなかなか取れない景品は…
とっても可愛い熊のぬいぐるみぃ〜