私の中にあと二人いる【番外編】

「へぇー
面白そうだな」


洸くんは目の前にあるクレーンゲームに興味をもったらしく、僕にやり方を聞いてきた

僕もよくやり方は分からなかったが
一応、知ってることは全て教えた


てか、やり方聞くってことはぁ
クレーンゲームやったことないんだねぇ?
今時珍しいよねぇ〜?

もしかして
蛍もやったことないのかなぁ?


「なるほどなー
よしっ!」


洸くんはそう言うと
ポケットから財布を取り出してお金を入れた


「…おぉー!動いた!」


洸くんはクレーンゲームのボタンを押すと、機械が動いたことに一人騒いでいた


この様子だとぉ
本当にやったことないんだぁ〜?

洸くんは喧嘩しか興味ないもんねぇ〜?
敦も喧嘩しか興味ないけどぉ

洸くんほどではないかぁ〜

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