私の中にあと二人いる【番外編】

「遥に貰った金は、蛍の金の倍くらいだ
減らそう減らそうと思っても、いつの間にか増えている

だから、ここでいくら使っても大丈夫なんだよ…」


洸くんは、僕の顔をチラッと見ると
財布を取り出して僕に投げた

財布の中を見ろってことだと思い
僕は洸くんの財布を覗いた


「うっそぉ…⁉︎」


洸くんの財布の中は
札ばかりで、しかも全部一万円札

高校生が持つお金じゃなかった


遥ちゃんってぇ…
どんだけの男に貢いでもらってるんだろう…

すごすぎだよねぇ…

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