私の中にあと二人いる【番外編】
「恭也っ…!」
私は恭也に、早くここを開けて
慶都たちを入れようと言おうと思っていたら…
「ほっとけ…
そんなことより…
蛍を抱かせろ…」
恭也は私をお姫様抱っこして、何故か布団がひかれていた部屋に連れて行き
私を布団の上に優しく置いた
「き、恭也…?」
「……俺がそんな姿の蛍を目の前にして
理性保てるわけねぇだろ…」
恭也は私を押し倒し、上に覆いかぶさった
「恭也…」
「蛍…
俺、暴走するかもしれねぇから…
そんときは、殴ってでも止めてくれ
俺は、お前を傷つけたくねぇ…」
恭也は私の頬を優しく触ると
少し不安そうな顔をして私を見つめて言った