雨、冷たくて
そう書かれたメールを見て、少し元気が出た。


心配してんのか、バカにしてんのか…

ミヤからのメールは憎まれ口ばっかりだ。



「…よし、寝るか」


そう呟いてから、

寒い体を温めるために布団を頭まで被った。



その時、

あたしはミヤから渡された手紙を思い出した。



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