雨、冷たくて
ドクン…

ドクン…



痛いくらいに心臓が跳ねた。


今の声、

あたしは知っている…


今日だってこの声の主と楽しく話をしたから…

だから…



「…イヤ」


あたしはその場に座り込んだ。



何かの間違いだよね?

ユウがあたしを好き?


あり得ない…絶対に信じないし夢だよ。



だって…





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