あかねいろ Thousand Leaves! 完全版
3
だんだんと日が短くなるように、
優斗を思い出す時間も減りつつある。
だから、好きじゃなくなった…て事じゃない。
前とは別の存在になったっていう感じだ。
「暗くならないでよお!」
腕を叩かれた。
「そうだよ。リョウさんがいるじゃない」
「ナイから。本当に」
「大島もいるし」
「ますますナイわっ!」
優斗を思い出す時間も減りつつある。
だから、好きじゃなくなった…て事じゃない。
前とは別の存在になったっていう感じだ。
「暗くならないでよお!」
腕を叩かれた。
「そうだよ。リョウさんがいるじゃない」
「ナイから。本当に」
「大島もいるし」
「ますますナイわっ!」