貴方へ
中2までは普通に楽しくて。私のまわりにはあの由紀と美香がいた。他愛もない話をずっとして…。でも、あの時から私の人生は闇の奥底に沈んでいったんだ。
いつものように学校に行きいつものように席についた。担任の銀七田が教室に入ってきた。
「今日は新入生がはいってくるぞ。入れ。」
クラス全体がざわついてきた。
「どんな子だろ〜。」
「男?女?」
いろんな言葉が教室を駆け巡る。
そんな教室に入ってきたのは髪は腰あたりまであるストレートで笑顔がほんわりした癒し系な女の子だった。
「兼田真子です。よろしくお願いします。」
「かわいいねあの子!」みんながそういっていた。私自身かわいいなと思った。この時までは。
…あの時はあの子の心に眠る悪魔の心を私は知らなかったんだ…。
真子は私の横の席になった。やっぱりかわいい。
「よろしく…ね!」
不意に話し掛けられた私は、つい変な声になって、
「ょっょろしくねェ!」
と言ってしまった。
真子はフフッってかわいく笑った。私たちはだんだん仲良くなって、いつからか、私、真子、由紀、美香の4人グループになっていった。その頃は楽しくて、楽しくて…。
でも、こんな幸せは長く続かなかったんだ…。
〜中2の秋〜
私は、中2にしてやっと好きな人ができた。でも好きって言っても大好きってほどじゃないけど。
とにかく、あの3人にはすぐに報告した。
「聞いて!私、好きな人ができたのォ!」
「まじ!?誰!?」
由紀が驚いている。
「よかったじゃん!で、誰?誰?」
美香も驚いている。
「…大悟君!なんだよね!」
大悟君とは私と同じクラスの男子のこと。
由紀と美香は凄く応援してくれた。でも真子の顔だけは曇っていた。
「真子?大丈夫?」
「うん。大丈夫。」
その時、私は真子に睨まれた気がした。それに真子の声がいつもより暗くて怖い声だった。その時は体調が悪いのかと思って気にはとめなかった。
でもあの時気付いていればよかったんだ、真子が暗かった本当の理由を。
いつものように学校に行きいつものように席についた。担任の銀七田が教室に入ってきた。
「今日は新入生がはいってくるぞ。入れ。」
クラス全体がざわついてきた。
「どんな子だろ〜。」
「男?女?」
いろんな言葉が教室を駆け巡る。
そんな教室に入ってきたのは髪は腰あたりまであるストレートで笑顔がほんわりした癒し系な女の子だった。
「兼田真子です。よろしくお願いします。」
「かわいいねあの子!」みんながそういっていた。私自身かわいいなと思った。この時までは。
…あの時はあの子の心に眠る悪魔の心を私は知らなかったんだ…。
真子は私の横の席になった。やっぱりかわいい。
「よろしく…ね!」
不意に話し掛けられた私は、つい変な声になって、
「ょっょろしくねェ!」
と言ってしまった。
真子はフフッってかわいく笑った。私たちはだんだん仲良くなって、いつからか、私、真子、由紀、美香の4人グループになっていった。その頃は楽しくて、楽しくて…。
でも、こんな幸せは長く続かなかったんだ…。
〜中2の秋〜
私は、中2にしてやっと好きな人ができた。でも好きって言っても大好きってほどじゃないけど。
とにかく、あの3人にはすぐに報告した。
「聞いて!私、好きな人ができたのォ!」
「まじ!?誰!?」
由紀が驚いている。
「よかったじゃん!で、誰?誰?」
美香も驚いている。
「…大悟君!なんだよね!」
大悟君とは私と同じクラスの男子のこと。
由紀と美香は凄く応援してくれた。でも真子の顔だけは曇っていた。
「真子?大丈夫?」
「うん。大丈夫。」
その時、私は真子に睨まれた気がした。それに真子の声がいつもより暗くて怖い声だった。その時は体調が悪いのかと思って気にはとめなかった。
でもあの時気付いていればよかったんだ、真子が暗かった本当の理由を。