この俺が幽霊に恋をした!?
じぃーっと俺を見つめてくるコイツ。
「よく僕の用事が食事だって分かったね。
真琴くんてばそんなに僕のことが」
「好きじゃないけど普通にわかるだろ。
普通に寝転がれてたし、漫画を触れてたし、正座できてるし、透けてないし」
「あ、そっか」
自身の体を見て納得した様子の千草玲斗。
「で? お前も通りすがりの女の子の生気を吸ったのか?」
俺の何気ない問いかけに、ピシリと固まってしまった目の前の幽霊。