この俺が幽霊に恋をした!?


「じゃあさ、千草玲斗」

「なんだい真琴くん」


ばか、その顔でこっちを見んな。


ニヤニヤしながら目尻を下げて俺を見てくる目の前の幽霊。

その顔は酒に飲まれて女子高生を吟味しているサラリーマンのようだ。


お、我ながらナイスな例え。

「ハ〇ー・〇ッターだと、楽しい気持ちや幸せな思い出を吸われたら気を失うだろ?

じゃあさ、俺らはどうなんの?」
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