この俺が幽霊に恋をした!?


「少なからずは寿命が縮むってことか?」

「うーん、そうなるかも」


まぁ、命が短くなったとしてもたかが数時間とか数日とかだから、大丈夫だよ~ と、
呑気に答える千草玲斗。


「マジか……」


がくりと項垂れる俺のそばに、見澤萌絵が近寄ってくる。

「でも大丈夫よ。
連続で生気を吸われない限り、
なんの問題も無いから」


鈴を転がしたような可愛らしい声で静かにそう言うと、「じゃあ食事に行くから」と言って窓から飛び降りた。

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