君に会いたくて
再開
「ふぅ、、、」
やっと沖縄についた長時間飛行機の中にいるのは結構きつい
「さて、どこにいるかな?」
宛もなく探すといわれると気が遠くなる
「すいません、この方知りませんか?」
私は優太の写真を待ちゆく人々に見せ聞いた。だが答えはいつも『さぁ知らないな』だった。
「んーヤッパリ中学校あたってみるかなぁ」
そして、ある中学にやってきた
「いるかなぁ?」
「誰が?」
えっ、、、振り向いたらそこには背の高い男子が立っていた。
「あのっ!この方知りませんか?」
私は例の写真を見せる
「、、、この人の名前は?」
逆に聞き返されて戸惑いながらも答えた
「優太、、、です、、、」
その人は驚いたような顔をして、しばらくしてから口を開いた
「、、、優太はオレだけど、、、あんたは?」
今度はこっちが驚いた。だって全く違う。背が高くなって声もひくくなって
「、、、ゆ、、、き、、、」
あ、、、やばい
私は眼の奥から熱いものを感じた
やばい泣きそうになってるんだ
「嘘、だろ、、、だってオレの知ってるゆきは、ちびでそのくせ誰よりも正義感が強くておしとやかとはほど遠い元気な、、、」
優太はそこで言葉を失った
「、、、悪かったわね!生意気で!」
でも、、、
「そんなこと言ったら優太だって、、、」
優太は笑って
「そうだな」
「っ」
その笑顔は反則だよー、、、
「ねぇ、、、少し大人になった私から一つだけ言いたいこと言っていい?」
「、、、うん。」
私は目をつぶって、小さく息を吐いた。
最後にもう一度あなたに伝えるよ。
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