君に会いたくて
好き
私の目の前にいるのはあの頃と別人みたいだけどあの変わらない笑顔で確信した
私は優太が
「好きです」
答えは知ってるNoだ。でも、まだ好きだってことは知っていてほしい。
「優太君!」
私と優太の近くに私の知らない可愛い女の子が立っていた。
「美鈴!」
優太は知ってるの?名前で呼んでるの?
その子が前に言ってた好きな人?
ああ、そうか
彼女ー、、、?
だっ
「っおい、ゆき!!?」
私は勢い良く走りだした。
さっきとは、違う涙がこぼれてきた。
そうだよもう中学生だよ?彼女なんていても普通だよ?なのになんでー、、、
少しでも期待してしまったー、、、
「馬鹿みたい、、、」
ボソッとつぶやいた言葉は消えそうだった。
「ゆき!」
「え、、、?」
最悪だ。こんな自分、見られたくなかった。
「来ないでよ!!!!」
お願い見ないで!嫌だ!!
「、、、オレはお前と会えたのにそうやって避けられると悲しいんだけど」
「え、、、?」
何、、、言ってるの?
「あ、、、あの子は、、、だ、、、れ、、、?」
そう言うのが精一杯だった
「そ、、、それは、、、」
ううん、ヤッパリいい
グイッ!
私は優太のネクタイを引っ張り自分の口と優太の口を重ねた。
優太の驚いた顔がちらっと見える。優太の鼓動が近くで聞こえた。
私は口を離して、優太をまっすぐ見つめた。
誰だっていい。たとえ彼女でも関係ないだって、、、
「好き」
だからー、、、
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