ウェディングロマンス~誓いのキスはふたりきりで~
永遠の輝き
小さなハンバーグをお皿の縁に並べて、中央にサラダ菜とプチトマトを飾る。
お鍋に残ったデミグラスソースをスプーンで軽く回し掛けてから、エプロンを外して冷蔵庫に取り付けたフックに掛けた。
出来上がったばかりのお皿を両手で持って、リビングに入る。
「お待たせしました~」
明るく声を上げて、テーブルの真ん中のスペースにお皿を置く。
「ああ、萌ちゃん、ありがとう。料理上手だね。どれも美味しいよ」
響さんの隣に腰を下ろした私と向かい合うソファに、お義父様が座っている。
「萌ちゃんもゆっくり座って、一緒に食べましょうよ」
お義母様も私にニッコリ微笑みかけてくれる。
はい、と素直に頷くと。
「ん」
隣から、響さんがシャンパンボトルを傾けて来た。
「あ、ありがとうございます」
私の目の前のグラスに、微炭酸の液体が注がれる。
「やっと萌が落ち着いたし、乾杯しようぜ」
私がグラスを手に取るのを確認してから、響さんが正面に座ったご両親を促す。
「ああ、そうだな」
響さんの声に顔を上げて、お義父様は膝の上に広げていた薄い冊子をそのままお義母様に手渡した。
受け取ったお義母様は、開いたまま自分の腰の横に置いた。
お鍋に残ったデミグラスソースをスプーンで軽く回し掛けてから、エプロンを外して冷蔵庫に取り付けたフックに掛けた。
出来上がったばかりのお皿を両手で持って、リビングに入る。
「お待たせしました~」
明るく声を上げて、テーブルの真ん中のスペースにお皿を置く。
「ああ、萌ちゃん、ありがとう。料理上手だね。どれも美味しいよ」
響さんの隣に腰を下ろした私と向かい合うソファに、お義父様が座っている。
「萌ちゃんもゆっくり座って、一緒に食べましょうよ」
お義母様も私にニッコリ微笑みかけてくれる。
はい、と素直に頷くと。
「ん」
隣から、響さんがシャンパンボトルを傾けて来た。
「あ、ありがとうございます」
私の目の前のグラスに、微炭酸の液体が注がれる。
「やっと萌が落ち着いたし、乾杯しようぜ」
私がグラスを手に取るのを確認してから、響さんが正面に座ったご両親を促す。
「ああ、そうだな」
響さんの声に顔を上げて、お義父様は膝の上に広げていた薄い冊子をそのままお義母様に手渡した。
受け取ったお義母様は、開いたまま自分の腰の横に置いた。