「光と闇」～その真の姿とは～ <完>

喜ばしい生命の誕生に包まれる筈の家は、絶望に包まれています。



一際、青い顔をしていた奥さんは、気を失ってしまいました。


お産のショックもありましたが、何より、禁忌を犯してしまった事がショックだったのでしょう。



村人の懸命な処置にも関わらず、奥さんは還らぬ人となりました。



そして、村の女衆はこの事態をどうするべきか、話し合いを始めます。


しかし、女衆だけで決められる内容ではありません。


話し合いの末、村長と村の重役に、委ねる事となりました。


双子と双子の父親は、村長の奥さんと共に、村長宅に向かいます。


重役の奥さんは、旦那に事情を説明しに自分の家へ向かいます。


そして、残った女たちの手によって、母親は葬られたのでした。