sleeping story
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キョロキョロと辺りを見回す
…静かな雰囲気だ。まだお昼頃なのに人は少ない。
とりあえず近くにいたショートカットの少女に声を掛けることにした
(この村で何かあったの?随分と静かだけど)
少女は私にこう言った
(あなたは…?)
(私は未亜。現実世界で生きている)
少女はとても驚いた顔をして
(現実世界で…?まあ!初めてお話します!
私は夏佳(なつか)初めまして未亜さん。)
と丁寧に自己紹介をしてくれた
彼女が驚くのも無理はない。今の所私しか自由に夢を動き回る事はできないのだから。
ゆっくりと夏佳は言った
(この村は…今少し大変なんです)