sleeping story
(ふぁ〜やっと授業がおわった〜)
とチャイムがなった瞬間、斜め前にいる葵が振り返った。
(そうだね。やっとおわった。あ、そうだ葵。聞いて欲しいことが)
葵は不思議そうな顔をして
(何々?未亜が相談なんて珍しい!まあ心優しい私が聞いてあげますけど?)
その後ニカッと白い歯を見せて笑った。
最初あった頃はこのテンションにはついていけないと思うこともあったが、
友達として接していくにつれて葵のテンションに心が救われた事も少なからずあった。
いつの間にかお互いなんでも言い合える仲になっていたのだ。