蒼き瞳~月の姫と悪魔~
感知している間も敵は次々に攻撃して来て体中敵による切り傷だらけだった
でも……だんだん動きが分かってきた
冬夜「――ここだ!」
俺は思い切り殴り倒した
「ガッ…!?」
冬夜「やっと捕まえた!
チョロチョロ動きやがって」
そして敵の正体が明らかになった
こいつは確か…
冬夜「お前カマイタチだな」
風を自由に扱い攻撃するカマイタチ
動きは素早く切られた事も気付かないくらいの早い鎌裁き…
カマイタチ「俺の動きを止めるとはお前何者だ」
冬夜「俺か?俺は冬夜
華夜姫の子どもって言った方が分かるか?」
そう言うとカマイタチの顔色が変わっていった
カマイタチ「あの…華夜姫の子だと!?」
カマイタチは脅え始めた
それはそうだ
俺の母さん…華夜姫と言ったら知らない奴らなんて居ない
こいつ等にとって母さんの存在は恐怖でしかない
冬夜「今は母さんに変わって俺がお前等に裁きを下す」
俺は星蘭を抜いた
カマイタチ「…嫌だ!俺はまだ切り殺したいんだ!」
――!?
カマイタチはみるみる巨大化していった
カマイタチ「お前なんか踏み潰してやる!」
冬夜「化け物が…」